2018

神戸瑞穂本舗株式会社の秋山智昭社長の写真

「中小企業総合展 in FOODEX」
出展企業:成功事例
#002
“食”のアイデアを形にして、
人に伝えるそのための
展示会の役割を熟知する
ことが成功への途となる。
【神戸瑞穂本舗株式会社】兵庫

神戸瑞穂の出展事例に学ぶこと

神戸市郊外の事務所で私たちを迎えてくれたのは、神戸瑞穂本舗の秋山智昭社長。
開口一番、「中小企業総合展 in FOODEXは、私たちにとって大きなジャンプアップのチャンスでした」。
そんなフレーズからインタビューは始まった。

神戸瑞穂は冷凍パスタのメーカーとして、食品業界では知らない人がいないというほどのメーカーだ。

「私たちは、基本的に裏方。B to B企業としてより多くのメーカーさんや、レストラン、スーパーマーケットなどに使っていただくことが最大の目標です」。

そこには何よりも明快な企業としての姿勢がある。

「ですから食品関係の展示会は私たちのような小さな企業にとって、一度により多くのお客様と接する最高の機会と言えます。中小企業総合展には全国の様々な業種のバイヤーの方が集まります。その中から自分たちの自信のある商品を気に入っていただく、またとないチャンスだと思うのです」。

とは言え、その道のりは単純なものではなかった。

神戸瑞穂本舗株式会社の『セモリナの冷凍ゆで生パスタ』の写真

「最初にトライしたのが、冷凍の十割蕎麦でした。これが難しい。ソコソコの出来まで来ても、なかなか採用されない。どうしたものかと考えた末、十割蕎麦と同様に難しいとされていたパスタに挑戦することにしました。十割蕎麦の試行錯誤の過程で、様々な技術的な克服点は分かっていました。そこで他の冷凍生パスタでは使われていなかったデューラム小麦のセモリナ粉のみでの本格的な冷凍生パスタに挑戦しました。これを冷凍で完成させられるのは、私たちの技術があってこそ。ただ、十割蕎麦の時と同様にそう簡単に導入してもらえませんでした。そこで、麺類では全世界で最も使われているパスタをアメリカのフード・エキジビションに持っていき実績を積み上げました。その実績を日本に逆輸入して、ようやく国内で軌道にのせることができたのです」。

FOODEXでの神戸瑞穂本舗株式会社のブース写真

総合展での神戸瑞穂流とは

海外での展示会で得た自信を国内につなげる。その中でも中小企業総合展の役割は大きかったと秋山社長。

「中小企業総合展は、独自にPRもしてくれているので、お取引をお願いしたいバイヤーの方がたくさんいらっしゃるという事実。そして独自でも商談の機会を提供してくれている。これは大きいです。なにより訪れるバイヤーの方々も全国規模です。そのすべてを自分たちが一から営業で、開拓して回ることは到底できません。その意味でも私たちのような小さな会社にとって、中小企業総合展はとてもありがたい場です。バイヤーさんの数が多いので、その中で自分たちに目を向けてくださる方をどうやって見つけるかは、経験則を生かしながら考えました」。

それが神戸瑞穂の秋山社長ならではのものだが、学ぶべき点は多々ある。

「まず、主力商品を絞って展示する。私たちの場合は冷凍パスタ一本に絞りました。そうすることで、来場者の方々により強い印象を持っていただくことができます。特に私自身が展示会場に立ち、少しでも興味を持たれた方に積極的にアプローチ。弊社の商品の特徴である、瞬間解凍できることもその場でアピールします。ですから、展示自体も極力シンプルにし、神戸瑞穂本舗=冷凍パスタという印象をとにかく強くアピールすることを心がけたのです」。

会場では、同社の約5秒で解凍が可能な『セモリナの冷凍ゆで生パスタ』をアピールすることで、興味喚起だけでなく驚きを与えるという作戦だった。自社の強みに自信を持ち、そこを最大限アピールする。展示会での成功の一つのサクセスパターンと言えるかもしれない。

中小企業総合展からの
アフターフォローの重要性

“展示会はプレゼンテーションの場”そう断言する秋山社長。それだけに、中小企業総合展で得た感触を実商売で、どう繋げるかもとても重視している。

「そこでいただいた名刺はとても貴重な営業ツールとなります。展示会終了後、1週間以内に必ずアポイントを入れ、再度アプローチ。実際に担当者様にお会いして商談へと進みます。ただ全てのきっかけは、中小企業総合展をはじめとする展示会です。そこから最終的な契約までどう繋げるか、そこを考えながら行動することが成功の秘訣でしょう。冷凍のパスタに興味を持っていただき、そこからさらに展開ということも、入り口がしっかりしているからこそできることだと思います。実際、冷凍のパスタだけでなく、その技術でもっと他のものはできないかといったご相談を受けることも多々あります」。

きっかけとしての展示会を最大限に利用し、自社の可能性を広げていく。神戸瑞穂の秋山社長の“攻め”の姿勢の大きなきっかけ作りに中小企業総合展は機能しているということだろう。

神戸瑞穂本舗株式会社の秋山智昭社長の写真

[企業DATA]

神戸瑞穂本舗株式会社

本社住所
神戸市西区池上1丁目14-8 アルカサール西神戸2F
代表取締役
秋山 智昭
事業内容
国内だけではなく、グローバルに冷凍ゆで製品をはじめ、生パスタ、十割そば、その他麺類など小麦粉加工製品全般を輸出拡大している。米国では、最大手スーパーにも冷凍パスタを供給している。
URL
http://www.kobe-mizho.co.jp/

過去開催実績

  • 中小企業総合展 in FOODEX 2017
  • 中小企業総合展 in FOODEX 2016
  • 中小企業総合展 in FOODEX 2015
TOP